NICO chocolaterie

2015 /

菓舗の喫茶室。空間の中央にキャンティレバーで持ち出したコンクリートテーブルを打設。その上部の球磨川と筑後川の小石を混ぜた研ぎ出しの天板は、左官職人の原田進氏との対話の中から生まれた。それはまるで菓子の断面のようである。天板側面のベースコンクリートと黒モルタルの研ぎ出しを、有機的なラインで層状に重ね、菓子の層の美を表現している。奥行きあるテーブルは、泰然と来客を迎え、対面に座る他の客と充分な距離を確保する。



NICO chocolaterie

設計 : TORU SHIMOKAWA architects
写真 : 水崎浩志

所在地 : 福岡県小郡市
計画種別 : 内装設計
用途 : 菓子店
施工面積 : 58.24㎡


掲載誌

『IDREIT』2020年11月6日 (オーストラリア)